youの出産記録*出産編
39週0日*平成18年2月4日
入院後、早速LDRへ通される。もちろん主人も一緒。
主人が私の母へ入院になったことを連絡してくれる。私も携帯から職場の上司へ入院した旨、
報告する。(じゃないと分娩中に仕事の質問メールをされても返事できないから(汗))
分娩着に着替えた後、分娩監視装置をつけて陣痛が来ているかどうか確認をする。

助産師さん(院長先生の奥さんだった)がおもむろに産道に手を突っ込み、『ちょっと刺激しまーす』と
言って中でグイってされてしまう。
目から火花が散りました(笑)私が『イタタタタ。何やったんですかーーーー!!!!』と叫ぶ。
奥さんいわく『陣痛が来るように刺激してみました。今ので子宮口3センチ開きましたよ』
とのこと。上手くいけば夕方くらいには出産かな、とも言われ『そんなに早く産まれるの?』と
ちょっとうれしく思った。
色々な看護師さんが私の入院カルテを見て『赤ちゃんが大きい!!』を連発。
ちゃんと産めるのかびびる私・・・。

昼食は豪華なものが出てきたけど、大半は主人に食べてもらった。
先生、空になった食器を見て『・・・完食したの?』と感心していた(爆)・・・違いますよ〜。

結局2時間半くらいたっても前駆陣痛のままだったので、いったん病室へ戻されてしまいました。
私の母は産院へ駆けつけてきてくれたものの、私が陣痛がついていなかったことと、前駆陣痛でも
結構私が苦しそうにしていたので『見ていられないわ〜。○○くん(主人)もいるし、時間かかりそうだし
私、家に帰るわ』と言って本当に帰っちゃいましたよ。
私の母、分娩3回経験しているに人のは見ていられなかったようです(笑)
(結局この後来なかったし(爆))
そして ここから長〜い一日が始まりました。

夕方になり、出産どころか陣痛すら来ない。
夜7時過ぎに先生が病室に来て『このまま陣痛が来なければ あなたの体力が持たないだろうから
そのときは陣痛促進剤を使用しますか?』と言ってきた
入院前から既に2日間まともに寝ていなかったので、その時は・・・・とお願いする。
前駆陣痛は健在だったので、夕食もあまり食べることが出来なかった。
普通の男性並みの食事をする私が食べられないなんて、前駆陣痛とはいえ、恐るべし・・・。

変化が出たのは夜の10時頃。
前駆陣痛より強い痛みが10分間隔でやってきた。でも陣痛かどうかこの時は分かっていない。
1時間以内には7分間隔、その後間もなく5分間隔、夜の11時過ぎには3分間隔となる。
痛みが来る度に主人が腰を揉んでくれる。主人も眠いはずなのに眠れるはずもなく・・・。(笑)
3分間隔が4回ほど来た時点で、私は耐え切れなくなって主人に『そろそろナースステーションに
連絡してぇ〜』と頼む。痛みの間隔が定期的かもうちょっと様子を見る予定だったけど、とにかく
痛くて痛くて・・・・。

今度は昼間とは別の助産師さんが来て、『3分間隔ですか。じゃあ分娩室へ』ということで再びLDRへ。
もう一つのLDRルームにも灯りがついている。
別の妊婦さんが無痛分娩の準備中だとのこと。それを聞いたとたん私も無痛分娩をお願いする決意を
し、主人に『無痛やってもいい??』とお願い。その後助産師さんに無痛分娩依頼をする。
この時点での助産師さんの内診では子宮口7センチ開大。
やっぱり午後10からの痛みは 本物の陣痛だったのです。
しかも破水していたらしい。ぜんぜん気づかなくってトイレに行ったときも『おしるしの量が増えた』と
しか思わなかったのだ(汗) でも助産師さんが『破水したから陣痛がついたのね』って。
じゃあ破水していなかったら まだまだ陣痛来なかったって事か。。。(°_°;)


39週1日*平成18年2月5日
LDRに入ってすぐに日付が変わり、無痛分娩の準備までは通常の陣痛の痛みと格闘。
再び装着した分娩監視装置を見て数値が上がり始めると何ともいえない痛みが腰とお腹に響く。
うぅ、と声が漏れる。病室で陣痛を待っているときから陣痛がついてからもずっと主人が腰をさすって
くれていた。
これがまた丁度いい力加減と、適切な場所を揉んでくれるので助かった。そして精神的にも
とっても心強かった。

夜中2時過ぎくらいに先生が無痛分娩の準備のため、LDRに入ってきた。
そして私の背後でボソっと『無痛、ホントにやる??まだ(陣痛の痛みに対して)余裕があるんじゃない?』
と囁いてました(汗) でも皆にデカイデカイと言われたわが子。一体何グラムまでになっているのか、
入院前で2日ロクに寝てない上に、今日は徹夜。体力にも自信なくて『やります。お願いします』と懇願
する私・・・。準備中は主人にいったん出てもらい、背中に無痛分娩の準備を施してもらう。
 それにしても背中にカテーテルを入れているときでしょうか、陣痛とは違う痛みが走りました。
しかもその痛みに加えて、陣痛の痛みも加わって『早くしてくれ〜〜』って感じ(汗)
そのときの体制が、背中を丸める所謂『エビゾリ』ですわよ。陣痛来ているし、おなかは つっかえるし
この体制はつらかった。 でも分娩の痛みよりは遥かに軽いものなんだろうな・・・。

硬膜外麻酔による無痛分娩なので、下半身の痛みだけをとり、意識はしっかりした中で分娩に
のぞめるんです。麻酔を注入してもらい、しばらくたつと痛みが和らぐ。でも陣痛が最高潮になると
お腹がググググってなる感覚だけは残る。でも我慢できる状態。
先生が『麻酔が聞いてきたら眠ってても良いよ』という。なのに私は『寝るなんてとんでもない』と
何故か思い込んでしまい、ちょっとうつらうつらした程度。

朝方5時前よりやっと分娩開始。
分娩時の主人の立会いはやめてもらいました(汗)ちょっとまだ抵抗があって。。。
麻酔が効いているので助産師さんの『今いきんで!!!』という言葉で思いっきりいきむ。
分娩開始時に『初産婦さんは分娩に数時間かかる』といわれ、『えーーー。そんなに。。。』と
またまたびびる。

(分娩前の内診の時に主人にはLDRより一旦出てもらった。
その後暫くしてLDRより『はい〜。いきんで〜』と聞こえ、主人は『え?もう分娩開始???内診じゃないの?』と驚いたよう。
内診します、と言われたのにいきなり分娩が始まったからビックリしたようです(笑)
)

『今いきんで!赤ちゃんが会陰部に入ってきてますよ。もう少し。もう少し』
確かに何か挟まっているような感覚がありました。
赤ちゃんの頭は出かかっていても、足はまだ子宮の中。そんな状態でもボンボンお腹を
蹴っていた元気な我が子・・・。
 そのとき『赤ちゃんが大きいから会陰、切らないとだめかなぁ。。。』と助産師さんがポツリ。
私は思わず『えーーー。切るんですか・・・。』と思わず一言。
でも無痛分娩のおかげで、切らずにすみました。変にいきまなくて済むからだそうです。
そして助産師さんのおかげと無痛分娩の効果もあり、分娩開始からわずか55分後の午前5時51分に
3540グラムの女の子を出産しました。やっぱりデカかった。
1回の陣痛で2〜3回いきむんだけど、たしか4回の陣痛・いきみ10数回でスポンと出てきました。

先生に鼻に入った羊水を出してもらうと部屋中に元気な産声が響きました。
その産声を聞いてやっと安心しました。
出てきた赤ちゃんを見た最初の感想は『うわっ。髪の毛濃い〜』です(笑)
次に顔が見えて『あ、父親似かな?』と思いました。
産まれた直後、先生の奥さんに『やっぱり大きい赤ちゃんね』といわれる。
それだけじゃありません。
へその緒も立派と言われ、さらには胎盤もデカイと言われました。
栄養取りすぎました。私・・・。

赤ちゃんは体を綺麗に拭いてもらい、先生が『はい、赤ちゃんだよ』と言って私の胸元に
連れて来てくれました。
私は分娩台に横たわったまま、我が子を胸元に乗せてもらいました。
『お母さんだよ。がんばったね。』と赤ちゃんに話しかけた時、先生が『あっ。ウンチしたっ』と一言。
そうです。赤ちゃんは私の胸元にブリブリっとウンチ(胎便)したんです(爆)
もう部屋の中で皆で大爆笑。
一人 外で待たされていた主人は『え?何で笑い声???中で何が起きているの』と思ったらしい。

分娩後、2時間ほどそのまま休憩を取る。
そして赤ちゃんと主人と3人で過ごす。主人もとってもうれしそう。だってパパそっくりなんだもん(^^)
急なお産入院だったのでデジカメを持ってきていなくて仕方なく、携帯電話のカメラで撮影。


赤ちゃんが出で来る直前に分娩監視装置を取り外したのですが、その装置の数値はLANで
ナースステーションへもデータが転送され、分娩中、ナースステーション付近にいた主人も
ずっと数値を見つめていたそうです。
で、見ていたら急に数字が消えて、でも一向に産声も聞こえてこないから 何かあったんじゃないかと
かなり心配したそうです。
『次回(二人目)は立会い出産検討してね』と言われました。

******お産入院日記