2004/09/06(月) 曇りのち雨

いよいよ手術です。

朝6時に目が覚めました。
安定剤飲んでいたわりには 早く目が覚めました。
七時までは水分を取っていいので 水を飲んで空腹を紛らわしてました。
九時前に 胃薬を処方されたので、最低限の量の水で薬を飲みました。(指示通り)
その後、手術前に点滴(ポタコールR500IV)を一本うつ。
11時前に『11時半より手術』と言われる。再度トイレへ行く。術後麻酔が覚めても
しばらくいけないから。。。
手術着に着替える。コットン地で浴衣のように前を合わせるタイプ。
下着類は全部脱ぐ。 コンタクトレンズ、ピアスやマニキュア、指輪とかも取らないといけない。
私はコンタクトとマニキュア2点が該当。母が持ってきてくれた除光液でマニキュアを落とす。
コンタクトを取り外す。
腕に名前を書いた輪っかをつける。気分は新生児(笑)←そんな気分も書かれた年齢で一発で消え去る(爆)

術後のために早々と酸素吸入器やら吸引機が設置される。
何だか物々しい感じがする。これを見たら『私、手術するんだな』という実感がわいてきた。。。
左側のブルー入れ物は酸素吸入器、右側の赤い蓋のようなものがついているのが吸引機。


11時20分 ナースさんがストレッチャーを持って迎えにきました。
それに乗って横になり、2階の中央手術室へ出発です。母も一緒に手術室入り口まで来ました。
手術室入り口に着き、名前の確認をされました。(患者入れ違いは無かった模様
ストレッチャーから手術用のベッドへ移される。
なんか数枚の板に体を運ばれている感じがした。
その後、主治医が私を手術室まで運ぶ。途中、何度も壁にぶつかる・・・。
手術室へ入る。が、コンタクトを外した 0.06の視力では何がなんだか良く分からない。
ただ、自分の真上には 手術用の照明があるということはハッキリ分かる。

その後、左手の甲に留置針を取り付け、点滴をはじめる。
麻酔科の女医さんが 私に『緊張しなくていいよ』と声をかけてくれる。
オペ担当ナースさんが手術着を開いて 心電図用のパッドを取り付け始める。
『ピッピッ』という心電図の音がいかにも手術って感じでイヤだった。
その後、足から胃の上の部分へ布をかぶせられた。じんわりと暖かさが伝わってくる。
オペ中の体温維持の為みたい。。。
血圧を測りはじめる。 酸素マスクも取り付けられ準備完了。
そして『麻酔が入ります』と言う声がした。その後は三秒持たずに眠りの中へ。

14時半に病室へ戻ってくる。
なんか親が色々と横で声をかけているのは覚えているが何言っていたかは不明。
『大きく息を吸いなさい』と何度も言ったみたいですが 私は『うんうん』と頷くものの、『ハッハッ』と
小さい呼吸を繰り返していたらしい。確か痰が絡んで苦しかった気がする・・・。
母は
『お産のときのように大きく息を吸うのよ!!!』と言っていたようです。私は覚えていません。
それにしても・・・。そんな呼吸法、無理です。私、子供産んだことありません。その前に
独身です・・・。
それにお産のときは『大きく息を吸ってその後息を止めて いきむと聞くけど・・・。そんな呼吸法、私がやったらヤバクない?(笑)

意識朦朧としてて覚えていないけど、結構痛がっていたらしく、看護士さんが痛み止めの座薬を持ってきたみたい。
そういえば何となく、座薬を入れられた感触は覚えています・・・。
術後なので、下着はつけていなかったから手術着めくられたんだろうな・・・。

つばや痰は吐き出すように、と言われても麻酔のせいで上手に出来ず、オペ中も
病室でも何度か吸引をしてもらったらしい。
15時頃 やっと目を覚ます。彼の姿も目に入る。
座薬のおかげで 激痛は和らいでいる。でも痛いことには変わりは無い。

私が目を覚ましたので 一旦母が食事をとりに行く。その間は彼が私の『介護役』でした。
私が何か言おうとするのを彼がさえぎる。『術後だから安静に』と言うようなしぐさをしていた。
その後は数分ほど筆談。声が全く出ませんでしたね・・・。
手術中は器具を使って口を開いていたため、口の右端を傷つけたようで ちょっとヒリヒリした。
食事のときに沁みそう・・・。

まだ麻酔のせいで朦朧としていたけれど、トイレに行きたくてナースさんに声をかけ、点滴同伴で
トイレへ行く。起き上がったときに手術着がはだけていて中が丸見え寸前だったようでナースさんも
彼も慌てていた(爆) あやうく露出するところだった・・・。
起き上がってみると私のスリッパが・・・無い。彼が『これかな?』といって出したのは母が自分が病院で
履こうと思って持ってきていたスリッパ。てことは私のスリッパは母が履いて食事に行ったのです。
麻酔が抜けていなくて機嫌の悪かった私は、彼の出した母用スリッパに向かって『私のスリッパじゃない』とブツブツ。
無事にトイレを済ませ、ベッドに戻る。 麻酔の影響が残っているので眼が閉じそうになる。酸素マスクも夕方六時まではつけないと
いけないらしい。 唾をティッシュに出すと血が混じっている。思ったほど出血量は多くないんだ・・・。
でも痰が思うように出せない。咳払いしたら出血しそうだったので怖くでできない。

鼻も詰まっていて苦しかった。喉の痛みがジンジンと耳まで伝わる。
唾も普段のものと違い、異常に粘り気があるように感じる。 これも手術を受けたせい?
なんかのどちんこも痛いような気がする。けど痛いから口をあけて中を確認する元気も出ない。

17時半頃 痛み止めのポンタールシロップが出される。これを食前30分前に毎食毎に飲まないといけないらしい。
あまい。子供が喜びそうな薬。

夕方六時に一応、夕食が出される。

偶然夕食前に ベッドを起こして寛いでいたら母に『全く、この子はもうご飯食べる気満々でベッド起こしているわ』
と言い出す。誤解です。気分がよくなってので そうしただけです。
夕飯は重湯、半熟卵のすまし汁、砂糖水(←何で?) 当然だけど液体ばっかりなのね。

重湯に蕎麦ふりかけを入れようとしたら『蕎麦の実が喉に刺さりそう』と母に止められてしまった。
結局重湯1/3、すまし汁は卵のみ食べ、砂糖水は味見程度。 痛くて飲めませんってば。
不思議と空腹感は出てきませんでした。
その後、彼が帰り、母も19時半頃帰る。
やっぱり時々眠気が襲う。テレビつけっぱなしで寝ていて たまたま様子を見に来た看護婦さんが
声をかけてくれたので気づく。テレビカード無駄にせずにすみました。

この日、就寝前に痛み止めの座薬を使用するか聞かれたが、術後に入れたものが
効いていたのか、思ったほと゜の激痛ではなかったので痛み止めも座薬もせずに就寝。
しかし夜中には痛みが出てきて目が覚めました。
更には台風接近で風もすごい。
明日は確実に 大荒れの天気でしょう。